神戸市西区の認定こども園 いぶき幼稚園

クラスだより

2~3歳児は、なぜ「積み木を散らかす」のか

2026年9月4日

子どもたちは、「積み木を置いておくだけでも勝手に遊び出す」のですが、子どもが「遊びこむ」ところまでたどり着くためには、最初は身近な大人の援助が必要だということ。もう一点、「没頭」についてのお話をします。

積み木だけでなく自由制作で作ったものなど、様々なことに共通しますが。

「没頭」できた遊びには価値を感じる

子どもは何かに集中して「没頭」して遊び、そうして思い入れが深くなったものには価値を感じ、「大切」に扱おうとします。

例えば、砂場で一生懸命に探して見つけた貝殻を持ち帰ろうとする姿などは、そういうことです。他にも、驚きや気づきや発見など、心を動かされたものにも価値を感じて大切に扱おうとします。(虫とか草花とか)

しかし、そんなに思い入れがないものにはあまり価値を感じないため、大切に扱おうとはしません。

逆に言うと、せっかく自由制作で作ったものを放置していたり積み木を乱暴に扱ったりするのは、それらのものへの「没頭」が足りておらず、あまり価値を感じていないからと言えるでしょう。

子どもが「没頭」するために必要な要件

子どもが制作へ「没頭」するためには、いろいろな要件が必要です。

  • 一緒に遊んでくれるヒト(先生や友だち)がいた。
  • 長い時間と期間をかけて遊びを深められた。
  • 使える材料や道具の量や種類が豊富にあり、次々と使いながら試してその特性を知り、創造性を生かすことができた。
  • 「モノを何かに見立てる力(想像力)」を助けるための写真や見本、友だちのアイデアを知って真似る機会などがあり、イメージを広げやすかった。
  • 何回もトライ&エラーを積み重ね、経験が豊富になった。
  • 誰かに自分の作ったモノを認めてもらい、十分に満足することができ、達成感を得られた。などなど。

「没頭」が足りないと、モノを乱暴に扱ってしまう

「没頭」に何が足りていないのかを考え、その時に足りていないパズルのピースが埋まるように援助するのも、保育者の役割です。

子どもたちは、積み木に没頭して遊んだ経験を何回か積めば、乱暴に扱わなくなります。

それが足りていない間は、どうしても「散らかす」になりやすいのです。

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